放射線診断科との付き合い方(医学生必見)
外病院の放射線診断科の2週間の実習が、そろそろ終わろうとしています。
放射線診断科の先生だけで16人、専門医も9人いると言う大病院に潜り込んでの実習だったわけですが、
どの先生もお世辞抜きに本当に優しく、かつ教育熱心で講義もたくさんしていただき、感動しました。
まあ大学病院の画像診断のポリクリでも感じましたが、放射線診断科の先生って普段から医者に対して「教える」立場なので、学生に対してもちゃんと教えることが普通というか、教えたがりの先生が多いんでしょうね(笑)
勉強のことだけじゃなく、飲み会に誘ってもらったり、毎日昼メシ連れて行ってもらったり、最高のポリクリでした。
今回の2週間の外病院の放射線診断科の実習で得たことは、当然急性腹症のCTの読み方だとか、脳の画像の読み方だったりといった知識的なことは勿論なんですが、一番の収穫は、
「放射線科医の使い方がわかった」
これに尽きると思います。
初期研修はもちろんのこと、その後内科に行こうが外科に行こうが、放射線科に読影をお願いする機会って絶対あると思います。
ですが、どうやら、放射線科をうまく使って得をしている先生と、あんまりうまく使えていない先生がいるんだなってことに、今回の実習で気づきました。
放射線科の先生たちは、他科の医者から利用されるのが仕事ですし、自分をうまく利用しもらい、依頼者のリクエストを完璧に叶えてあげるという事にやりがいを持っています。
ですから、「どういう画像がほしくて、どういう所を知りたいか」っていうことをきちんと伝えてあげると、喜んでそれに答えてくれますし、とても丁寧に教えてくれます。
放射線科の使い方がうまい先生は、検査の依頼文も適当な文章を書くんじゃなくて、「この患者はこういう状態の人で、こういう事が知りたいです」って事をちゃんと書いてきますし、それだけじゃなくて、自ら直接画像診断室に足を運んで、放射線科の先生と顔を合わせて教えを請いにきたりしていました。
これはぜひ、僕も将来見習いたいと思いました。
まあ、なにが言いたいかっていうと、きっちり依頼文を書いて、それでも困ったら直接画像診断室に足を運ぶようにすれば、将来得するんじゃないかと思ったって事です。
では。