洛中医学生・たかきのブログ

現在国試勉強と病院実習を頑張っています。
真面目なことからふざけたことまで、思ったことを書こうと思います。
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今日勉強したこと

指導医の先生に腹部CTの講義をして頂いた。願っても無い話である。ありがたいです。


勉強したことでへーって思ったのは、


①CTで黒くみえる胆石があるってこと

純コレステロール結石はCTで映りませんが、石がエアーを含んでいる場合は、CTで黒いツブツブが見えることがあります。


対して、尿路結石はレントゲンで60パーセント、 CTでは99パーセント見ることができます。

尿管結石は、腎尿管移行部、総腸骨動脈との交差部、膀胱への開口部で生理的に狭窄しているので、そこで詰まりやすいです。



②憩室炎は絶食補液で治療し、基本手術じゃない。画像でも虫垂炎との区別が重要になります。



③腹腔内を移動する石って何?

腹膜ネズミ

・結腸には3本の結腸ひもがあり、自由ひもと大綱ひもに沿って脂肪構造を主体とする腹膜側への突起があり、腹膜垂(appendix epiploica)とよばれる。

・腹膜垂が遊離して腹膜腔に脱落したものが腹腔ねずみ(peritoneal mouse)。

・腹膜遊離体(loose body)、腹膜石、腹腔内遊離体、intraperitoneal loose body、peritoneal loose body、intraabdominal free body、peal bodyなどと呼ばれる。

・名前のように、ネズミのように腹腔内をちょこちょこ移動する。

・脂肪成分だが、石灰化の頻度も高く、辺縁は平滑で、石灰化は辺縁優位に生じる

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